緑のカーテン 8月 23, 2008
Posted by Show/翔 in Notes.trackback
道を歩いていたら、上から何かが落ちてきた。幸い、当らなかった気がしたが、落ちてきた方を見上げるが、何も見えない。再び、数歩歩いたところで、また落ちてきた。
気になって立ち止り、見上げながら耳をすますと、パチンというはさみの音が聞こえた。しかし、音だけでそれを持つような人は見当らない。
気がつくと歩いている道路に、葛がぱらぱらと落ちていた。なるほど、この壁面を被わせている”緑のカーテン”を休みの日に手入れしているのか、と思い当たった。確かに休みの日だけれど、休みの日だからといって公道を歩く人もいなくなるわけはない。手入れしている方は、たかが葛と思って作業をしているのだろう。
日射しを遮り室内の温度をさげ、目にも涼しげ、植物なのでCO2を吸収してくれる。いいことづくめに見える緑のカーテン。しかし、丁度よく繁らせるには手入れが必要なのはわかる。
手入れをしていた建物は、前面にワイヤーを張って一面の窓ガラスの前にこの緑のカーテンを引いている新しい建物だ。既に建った建物に緑のカーテンをしましょう、というのはわかる。育ちすぎると建物が緑の中に埋れてしまうのが、見た目怖い気がするが。
新しく建てる建物の北側をのぞく三方をガラス張りで作っておいて、その前に緑のカーテン。夏はわびしい緑で涼しく、冬は緑を外して日の光を入れて温かく、という意図はわかるけれど、本当にその意図通りに植物をコントロールするのだろうか。南側にそのビルより高いビルが建設予定になっているから、建つと日があたる時間が少なくなるはず。まるで、太陽電池と同じようだ。日がきちんと当る間は、環境にも優しい便利なものだが、日が当らなくなるとただのモノになる。
街並はいきなり変ることもある。日陰になった時、このカーテンは、本来の役目ではなく、単純に緑を楽しむものとして使われるのか。それとも、お役御免とはぎ取られてしまうのだろうか。



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