本屋にて 8月 12, 2008
Posted by Show/翔 in Notes.trackback
表紙のイラストも目に鮮やかな、多分人気作家のライトノベルズ風な文庫が平積みになっていた。
その前に立ち、全部の本を周りの文庫本を押しのけるようにして取り出し、数冊重ねて手に持っては小口、背表紙を吟味し、避けて別の文庫の上に並べる。それを一通り行うと、選んだ本を更に一冊づつ表紙からページまで吟味すること数回、じっくりと時間をかけて一冊を選びとった。
めがねにかなわなかった本は、適当にもとあった場所に積み上げられる。その様子は、選び採るまでの慎重さ、丁寧さからは程遠い。その様子を親は、さっさとしてくれと急かし、ばかばかしそうに見ているだけだ。
別の書店では、本を万引きするのではなく、カバーだけをはぎ取っていく万引きがあった。目当ては、綺麗なイラストのついたカバー。もしかしたらそのイラストレータのファンが欲しくなってはぎ取っていったのかも知れない。棚をみるとカバーのない本が何冊か並んでいた。これでは、返品もできず、多分、買う人もいないだろう。
万引きは、そもそも犯罪だ。しかし、自分だけが本をより抜いて、後はどうでもかまわないという行為も、根本は同じな気がしてくる。自分がよければかまわない、だ。自分も、確かに、出来れば綺麗な本を買いたいから選ぶこともある。しかし、この段階では全部、お店の商品なのだから、他のお客のこと、店のことを考えて丁寧に扱うことだけは忘れない。
ネットで買わずに、選びたいから本屋に来てるのだったらそこまで考えることができなければ、本屋は無くなっていくだろう。



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