疾風怒濤のクラシック案内 7月 24, 2008
Posted by Show/翔 in Books.trackback
いつものようになんとなくお勧め本を眺めていたら、この新書があった。オーボエ奏者の宮本文昭氏が書いた本とのこと。読者のコメントを読んでいると、少々温い案内らしいもののクラシックを日頃あまり聞かない人向けだからこれもありかもしれない、という内容だった。
奏者としては引退されたが、まだクラシック畑の人である。読んでみようかという気になって買ってきた。
読んでみてかなりがっかりしたのが正直なところ。内容というより、インタビューした録音をそのまま書き起こしたような、活字で見るとくだけすぎていて読みづらい。これを新書で出したのは、クラシックブームを当て込み、知名度もある宮本氏を引っ張り出しただけだ。
確かに、宮本氏の思い入れが詰った曲が並んでいるようだが、思い入れだけで構成もなにもないようにも見える。それだけでなく編集者の技量も疑いたくなって来るような体裁もある。ページ番号ってなんのためにあるのか、思いがけずこの本で考えることにもなった。
別に堅苦しいとか、難しいものを読みたかったのに裏切られたという意味はない。文中に出てくる、指揮者、演奏者に説明はほとんどない。作曲者はかろうじて語られる。実名をだしたらまずいと思うのか、随分”有名な指揮者”、”有名な演奏者”もでてくる。名前が書いてあってもなくても、下手したらこの人は誰?、で終わる。
話を覚えて、蘊蓄を語りたい人向けの案内本かもしれない。



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