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ライトジーンの遺産 7月 16, 2008

Posted by Show/翔 in Books.
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たまたま、古本屋で見つけて購入していた神林長平の本。朝日ソノラマが無くなったから、早川か創元あたりで版権をもたないと新刊としては復活しないかもしれない。

神林氏の小説は好きだが、読むのに気力がいるのでしばらく積んであった。気力と言うか、さらっと読み流せるような軽さを感じない。書かれている言葉、話ときちんと向き合って読まないとならない。

購入した版は、何回か朝日ソノラマから出ている本の最後のものらしい。表紙が、ライトノベルズっぽいイラストになっている。さらにあらすじも、刑事と探偵ものっぽい流れだ。読んでみるとあらすじは、確かに間違ってはいないけれど、表紙同様、少し違う。もっと、神林氏の書く、いつもの硬質な世界がある。初期の頃の好きだった話の流れが続いていながら、年齢を重ねた読みやすさができた感じもする。

right geneが、この物語のまさしく核か。最後は、一定の種明かしと言うかいくつかの疑問に答えつつ、一つの結末ではなく様々な結末のどれにでも持っていけそうな終わり方をしている。それに納得しつつも、自分の気分としてのハッピーエンドを続きとして想像したくなるのは、甘いなぁと感じるハードボイルド風SF小説だ。

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